読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「普通」のレールを歩めない!

自身の体験や経験などを淡々と綴る、あせんとのブログです。

過労死、過労自殺について。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000085095.html

「死にたい」と家族に...電通社員の女性が過労死

 過労死、過労自殺。最近よく目にするような気がします。ブラック企業が日本中を跋扈するようになって久しいようですが、こう言った記事を見ると本当に心が痛みます。

過重労働を強いるブラック企業なんざ論外、潰れてしまった方が世のためなわけですが、このような悲しい事件になる前に、被害者の方はどうにかその会社から逃れることはできなかったのでしょうか。冷たい言い方をするつもりはありませんが、日本に住んでいて職に困る、なんてことはまずありません。街を歩けばスタッフ募集の張り紙なんて腐るほどありますし、コンビニに行けばタウンワークがあって、そこから仕事を選んで探すのなんてわけないです。

就職難と言われている昨今ですが、正社員という雇用形態にとらわれず、契約社員や派遣、アルバイトで心を軽くして生きていくのも、人間の1つの生き方ではないかと考える僕の考えは甘いものでしょうか。死んでしまっては全てが終わってしまいます。被害者の遺族の方も仰っておりますが、命より大切な仕事なんてこの世にはありません。人ごとのようにものを語るなという声が聞こえてきそうですが、僕も運悪く新卒でブラック企業に入り、上司のパワハラや過重労働に耐えかねてうつ病を発症し、毎日死ぬことばかり考えていた過去を持つ人間なので、ブラック企業に勤める人の気持ちが全くわからない訳ではありません。真面目で責任感が人一倍強いだけに、追い詰められてしまうんですよね。

うつ病という病気は、周囲が理解できないほど当人に視野狭窄を起こさせ、死というものに直面させられる、とても恐ろしい病気です。仮にうつ病寛解したとしても、当時の経験がフラッシュバックして、広場恐怖やパニック障害、極度の対人恐怖といった副次的な症状が表出してくる可能性も否めません。過労死、過労自殺をする方の多くは、うつ病に罹患している可能性があるとの医学的な所見があるようです。

学生の頃に心理学や精神医学をたまたま勉強していた僕でしたから、症状が出てすぐに心療内科にかかることができましたが、それは本当に少ない例であるように思います。よっぽど察しの良い方でもない限り、普通の方は「なんだかこの頃体調がおかしい......」と感じるだけで、その兆候に気付くことができないかもしれません。

しかし、うつ病は放っておけば放っておくほど、その重症さを増していきます。最終的には死ぬこと以外何も考えられなくなる期間が何日、何週間と続いていきます。こうなってしまった時にはもう、生きることが苦痛で苦痛でどうしようもないと感じてしまいます。死んだ方が楽なんじゃないか。自分なんて死んだ方がいいんじゃないかという悲観的な思考に頭の中が占拠され、他のことが考えられなくなってしまいます。

日本の勤労精神というか、「空気」のようなものも問題なんですよね。新卒3年とか、もう古い価値観のはずなのに、そこから逃れられない。時代にそぐわない古い価値観は淘汰されて然るべきだと思うのですが、日本人の多くは、まだそこから離れられていないような感じがしています。

人の権利、尊厳を踏みにじるような環境を当人に強制するようなブラック企業はさっさとこの世から無くなってしまえばいいと思いますが、その一方で、こうした悲しい事件が少しでも早く日本から無くなることを願ってやみません。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村