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「普通」のレールを歩めない!

自身の体験や経験などを淡々と綴る、あせんとのブログです。

パーソナリティ障害④

皆様こんにちは。あせんとです。今回もまた、引き続きパーソナリティ障害について書き綴っていきたいと思います。

今回取り上げるのは「境界性パーソナリティ障害」です。”ボーダー”と呼ばれる方たちですね。この障害を持つ方は、統計的に言えば圧倒的に女性に多い障害であるとされています。その特徴は、感情が不安定になりやすく、些細だと思えるような問題でも感情の爆発により、興奮、攻撃性の転換がなされたかと思いきや、抑うつ状態による不安・孤独感・退屈感・悲しみといった情動体験に陥ることも少なくありません。広範的な感情障害ということですね。 また感情だけでなく、自我同一性、自我意識、自身の行動、周囲の人間関係など、広範囲に渡って不安定さが見られます。その心の内には、慢性的な空虚感を抱えている場合があります。

もっとも特筆すべき特徴を3点挙げるとするならば、他者への過剰な期待情緒不安定、極端な両極思考が挙げられます。まず初めに、彼女たちの心の根底には「相手は自分のために行動してくれるはずである」という全能的な相手への過剰な要求と、それに守られる自分、という自己像を期待しており、それが現実的にかなわなかった場合に、好意→嫌悪といった感情的な不安定さによる01思考、極端な思考へと転ずるのです。こうした特徴から、リストカットオーバードーズのような自己破壊行動や、一過性の妄想、解離症状(自分が自分でないといった感覚)などの様々な精神症状を呈することも少なくありません。

また、こうした方々は性的なパートナーに心理的に依存しがちな傾向があり、私生活や学校、会社での生活でも種々の問題が表出してくることも珍しくありません。相手の気を引くために虚言を用いることもありますが、しかしそれは心の奥底に”見捨てられ不安”を抱えているからで、これは幼少期の家庭環境が強く作用しています(例えば、親のネグレクトやアビューズといったように)。もしこうした人々が自身の近しい人たちとかさなるようであれば、注意していただきたいのは、決して心理的、物理的に寄り添ってはいけないということです。それは彼女たちの依存心を助長させるに等しい行為であるからです。重要なのは、近い距離で寄り添うでもなく、かといって極端に距離を置くでもなく、適度な距離感をもって、中立的に相手と接することなのです。 また、境界性パーソナリティ障害を持つ方は、同じくDramatic(劇場)タイプに分類されている「演技性パーソナリティ障害」を併発することも少なくないようです。この病状を示す人たちの基本原理はS・フロイトの言う「エディプス・コンプレックス」にあり、その克服が未だ達成されていないため、異性関係に問題が生じやすく、そのことと関連して自身も性喚起をおこすような言動、服装を取りがちです。この病気を呈するのはほとんどが女性で、彼女たちは周囲の注目を浴びることを希求しており、感情表現が大げさでいかにも演技的であり、加えて”空想性虚言癖”と呼ばれる空想的な虚言が、その目的の達成に利用されることもしばしばあるようです。

僕の知り合いでも何人かこのパーソナリティ傾向を持つ方はいらっしゃいましたが、どの方も一様に恋愛関係や男女の性的な関係に問題を抱えていました。それは心に抱えた”寂しさ”ゆえの行動であったように思われます。彼女たちの根底にある、先ほど述べた”見捨てられ不安”を解消させることは容易ではありません。それは長年の冷え切った親子関係だったり、家庭内での性的虐待であったりと、一朝一夕には寛解することの難しいものであるからです。故に、もしこうした方たちと付き合っていくのであれば、長期的な視点をもって、長い目で見守ることが重要になってくるのだと思います。

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