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「普通」のレールを歩めない!

自身の体験や経験などを淡々と綴る、あせんとのブログです。

パーソナリティ障害⑤

今回もまたパーソナリティー障害についての話題です。お目汚し失礼!

前回取り上げた「強迫性パーソナリティ障害」ですが、この障害は「Anxious(不安)タイプ」に分類されるパーソナリティ障害なんですね。このタイプの特徴としては、不安意識が強く、行動や思考が他者本位的になりやすく、自分の本心をないがしろにしやすい傾向にあります。また、他のパーソナリティ障害の群よりも比較的安定した社会生活が送れるため、神経症的な色の強いタイプであると言うことができるでしょう。

このタイプには強迫性パーソナリティ障害以外に2種の分類がされていて、まず1つ目に「回避性パーソナリティ障害」。このパーソナリティを持つ方の多くは、自己に対する信頼性の欠如や劣等感が強く、自尊心の低下を”回避”するために対人接触と伴う社会的、職業的活動を遠ざける傾向にあります。交友関係においても、自身が傷つくことを恐れて、限られた範囲内での活動を行う傾向にあるというのが、このパーソナリティの特徴です。みんなでワイワイ騒ぐパーティーのような場所に赴くよりも、自室で本を読んだりすることの方が充実感を得られたり、自分自身がその活動を楽しめたりします。このパーソナリティもシゾイドスキゾイド)パーソナリティ同様、他者に危害を加えたりするようなことはしませんので、比較的安全なパーソナリティ障害であると言えましょう。

そして2つ目に「依存性パーソナリティ障害」。その名の如く、人との関係形成が自己を度外視した”依存”が中心に置かれ、拒否されることを恐れる一方で、責任を担うことを回避する傾向があり、時にそうした責任を他者に転嫁する場合も少なくありません。このパーソナリティもまた、根底に隠れているのは回避性パーソナリティ同様、低い自己評価、自尊心です。そのため、自己の欲求の充足も含めて他者の助言や指示に従おうとする傾向が強いとされています。つまるところ、自分に自信がないから責任を背負うことができなくなってしまっているのですね。こうした方は他者の存在なしには自己決定をすること自体、とても難しいもののように感じてしまうようです。

Anxiousタイプのパーソナリティ障害、いかがだったでしょうか。決して彼ら・彼女らは意図的に人に迷惑をかけようということなどは考えていません。心の奥底にある「これが自分なんだ、自分はこれでいいんだ」という自我同一性が揺らいでいるからこそ、こうした精神症状を露呈してしまっているというだけのことなのです。もしこうした特徴を持つ方と関わり合いを持つことになっても、どうかその方たちを非難するようなことはしないでさしあげてください。僕たちは互いに理解ができない存在だからこそ、互いを理解しようと努力することができるのですから。

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