読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「普通」のレールを歩めない!

自身の体験や経験などを淡々と綴る、あせんとのブログです。

統合失調症

皆様おはようございます。あせんとです。前回までは精神医学でいうところの「パーソナリティ障害」についての記事をご紹介してきました。今回もまた精神医学から、「統合失調症」について記事にしていきたいと思っております。

統合失調症の大部分は14歳から35歳までに発病するとされていて、40歳以降のものは”遅発性統合失調症”と呼ばれ、逆に幼少期に発病した場合は”児童性統合失調症”として区別されます。ただし、どちらも中核群としての発病率は低いとされています。統合失調症の出現率はあらゆる時代、国、民族で1%程度とされていて、有病率は0.3%程とされています。この病気は慢性の経過を辿るために、精神病の中核をなす概念であると言われています。

病因としては、今日では「脆弱性―ストレスモデル」が支持されていて、環境的因子、生物学的因子の相互作用によって脆弱性が形成され、そこに心理的な負荷(心因)がかかることで発病すると考えられています。

次に症状ですが、広範に渡る思考障害(例えば、”連合弛緩”と呼ばれる、思考の纏まりの欠落や妄想など)、能動性、自発性の低下といった行動障害、それに伴う自閉性、誰かに行動を操られているといった感覚を呈する”作為体験”や、自分の考えが他人に奪われている感じがする、といった”思考奪取”などの自我障害、感情表出そのものが鈍くなる感情鈍麻といった感情障害を特徴としており、広く社会生活や対人関係に不適応を示します。先ほど取り上げた妄想と深く関連した幻覚が高頻度で出現し、その大部分は幻聴であるとされています。1人でから笑いをする”空笑”や、ブツブツと独り言を呟く”独語”も特徴的であり、前回取り上げたスキゾタイパルパーソナリティ障害は、この病気と神経症の中間に位置するものとして考えられています。診断上では、”プレコックス感(意思疎通ができている感じ)”の欠如も診断の決め手となる場合も少なくないようです。

この病気を患っていらっしゃる方には、ヘビースモーカーが多いとされているのも特徴的です。高濃度のニコチンを摂取することで、海馬の錐体細胞の興奮を静めてくれる効果があるからです。思考の纏まりが良くなったり、幻聴が減ることさえあるとされています。つまり、統合失調症の方は、自己治癒のために高濃度のニコチンを摂取しようとするのですね。

僕の周りにいる方でも、町周辺を同じ周期で徘徊していたり、喫煙所で煙草を吸っている姿をよく見かけます。周辺住民からは煙たがられているようですが、僕は自分の勉強する過程でこの統合失調症についても学んだので、微力ながら、この病気を持つ方について理解に努めているつもりです。皆さんの周りにも、「もしかしたら......」と思い当たる方がいらっしゃるかもしれません。その時は、こういう病気もあるんだということで、できることなら、温かい目で接してさしあげてください。多くの病気は、本人の意思とは関係なく生じるものなのですから。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村