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「普通」のレールを歩めない!

自身の体験や経験などを淡々と綴る、あせんとのブログです。

気分障害

皆様こんばんは。あせんとです。

今日は精神医学から「気分障害」について紹介したいと思います。抑うつ気分、躁状態とか言われることのあるアレですね。

気分障害は、抑うつ状態・躁状態のどちらか一方しか示さない”単極性”のものと、両症状を示す”双極性”に大別されます。前者をうつ病、もしくは躁病とし、後者を躁うつ病双極性障害)として区別するわけですね。

先にうつ病について紹介すると、四六時中「死にたい」と考えてしまう自殺念慮、それを具体的な行動として起こす自殺企図といった、「死」に直面する病気であるほか、気分が塞いでしまって物事に対してやる気が起きない抑うつ、以前は楽しめたことが全く楽しめなくなってしまう感情の平板化(アンへドニア)といった感情障害、意欲の低下による行動障害(精神運動抑制、もしくは精神運動制止とも言います)。身体面では眠りすぎる、もしくはほとんど睡眠がとれない、起たくなくても朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒中途覚醒)、といった睡眠障害や必ずといっていいほど併発し、食欲減退や、その逆の食欲増加も必発であるとされています。

男女比では女性が男性の2倍ほど発症する性差が確認されていますが、これは女性の方がこうした感情の機微に敏感で、男性の方が、個人の中で醸成された、もしくは世間的な先入観や間違った精神論によって、心療内科・精神科に訪れるのが遅くなったり、そもそも病院にかかるという発想に至らないことが関係していると考えられています。うつ病にかかりやすい人の特徴として、H・テレンバッハが言うところの”メランコリー親和型性格”が罹患しやすい病前性格として提唱されています。具体的には、真面目、几帳面、勤勉、誠実、対人関係の良好な維持のための特別な気遣いを行う、といった性格特徴です。また、様々なライフステージにおける出来事、例えば女性であれば出産の際の生理的変化による内分泌変化や、性別に関係なく、地震などの大きな災害に直面した時、大切な人を失くした時の感情の不安定化などが例として挙げられます。

次に躁病について。この病気は、高揚した気分を基本症状とする感情障害であり、楽天的で、刺激の強いものを求める易刺激性、自身や物事への過度な自信を特徴とします。自分は大きなことを成し遂げる人間なんだ、といった過剰な自信が妄想的なレベルまで上昇する誇大妄想、多弁的で、思考の一貫性が欠如した状態(連合弛緩)も特徴的であるとされ、先に述べた易刺激性と性欲の亢進による不特定多数のパートナーとの性的逸脱が見られることもしばしばなようです。こちらも睡眠障害は必発であり、疲れを知らず、慢性的に眠らない・眠れない状態が続くとされています。

躁うつ病双極性障害)はこの両方が入れ代わり立ち代わり表面にあらわれてくる病気です。男女間での性差は基本的に確認されず、有病率も1000:0.2%とうつ病よりもかなり低いものとされています。

近年、過労死や過労自殺が取りざたされていますが、その背後には必ずといっていいほどうつ病が関係しているとされています。うつ病と過労が重なることで冷静な判断能力を喪失し、自殺や過労死といった行動を起こしてしまうのです。日本の過重労働は他の先進国から見ても(韓国と併せて)異常なものとされています。今日の日本において、メンタルケアは気にしすぎてもしすぎることはないといってよいのではないでしょうか。

 

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